「実際に、制作の料金ってどのくらいかかるのだろうか?」
「そもそもホームページ制作料金の相場っていくらくらいなの?」
「有名な制作会社に頼んだら多額の費用を払わないといけないのではないだろうか?」
「制作会社さんに見積りを依頼したら予算オーバーになりそうなので心配」
などなど、ホームページの制作会社に依頼したいと思っていらっしゃっていても、お客様にとっては正直「値段次第」で依頼するかどうか判断する部分もあるでしょう。
そんな方のために、(弊社もホームページ制作にはかかわっているので、値段で比較されたくはないという思いもあり、本当は秘密にしたいのですが・・・)ホームページ制作料金の相場についてご説明します。
目次
相場が分かる比較表
百聞は一見に如かずということで、制作料金の比較表をご覧ください。
上記が、おおよその金額の相場です。
それでは、なぜ、このように制作金額に差がでてきてしまうのでしょうか?
制作金額に幅がある理由
制作金額が大きくぶれる理由は以下です。
- どの業者に依頼するか
- ホームページに付与する機能の違い
- 画像や文章などのコンテンツの準備をどうするか
ご自分で作られるのが最も安くなります。
例えば、ブログであれば、「アメブロ」や「はてなブログ」などの無料のサービスなどを活用すれば無料でサイトを作れます。
ブログでないとしても、サイバーエージェントの「Ameba Ownd」などを活用すれば、そこそこ立派なサイトが自分で作れたりもするのは事実です。
ただし、やはり「素人っぽさ」というのがサイトからにじみ出てくる場合が多いです。
そのため、見栄えを良くしたいということであれば、ご自分で作らずに業者に委託することをおすすめします。
あと、SEO対策やSNS運用代行についても、業者によって金額は違いまして、SNS運用代行で月額50万円の費用が必要なケースもあります。
そのため、あくまで上記金額は参考程度にしていただけたらと思います。
ホームページ制作費用の具体例
ホームページ制作費用の具体的な事例を3つご紹介します。
- コーポレートサイト(最低限)
- コーポレートサイト(中規模)
- 集客用サイト
以上の3つのパターンをそれぞれ紹介します。
コーポレートサイト(最低限)
まずは、最低限の企業用サイトを作成した場合の制作内容・見積り明細の例を紹介します。
【制作内容】
- 制作業者の規模:最低限
- 作成ページ数:トップページを含む5ページ
- デザイン:オリジナルデザイン
- 機能:ページ投稿
- 写真:お客様で準備
- イラスト画像:お客様で準備
- テキスト:お客様で準備
- ウェブマーケティング戦略立案:無し
- SEO対策:無し
- インターネット広告出稿代行:無し
【見積り明細】
コーポレートサイト(中規模)
次に、コーポレートサイトとは企業情報を発信するサイトのことです。
【制作内容と金額】
- 制作業者の規模:中規模
- 作成ページ数:基本ページ5ページおよび追加で25記事の合計30ページ
- デザイン:オリジナルデザイン
- 機能:ページ投稿
- 写真:業者が撮影
- イラスト画像:業者が作成
- テキスト:ヒアリングをして業者が作成
- ウェブマーケティング戦略立案:無し
- SEO対策:無し
- インターネット広告出稿代行:無し
【見積り明細】
記事作成、写真撮影、記事に記載するイラスト作成などのコンテンツを業者に全て委託する場合、それ相応の費用がかかります(上記例では105万円)。
ただし、上記は中規模の制作業者の場合です。
そこそこ有名な制作会社であれば、中身のコンテンツを一切作成せずに300万円ほどの費用が必要になることも珍しくはありません。
集客用サイト構築
お客様が売上をあげるためにサイト集客を業者に委託したい場合、ウェブマーケティングの戦略立案や、SEO対策・インターネット広告への出稿代行などが必要になります。
【制作内容と金額】
- 制作業者の規模:中規模
- 作成ページ数:トップページを含む50ページ
- デザイン:凝ったオリジナルデザイン
- 機能:ページ投稿・アクセス解析ツール導入
- 写真:業者が撮影
- イラスト画像:業者が作成
- テキスト:ヒアリングをして業者が作成
- ウェブマーケティング戦略立案:有り
- SEO対策:有り
- インターネット広告出稿代行:有り
【見積り明細】
ウェブマーケティング戦略立案に30万円が必要となります。
また、上記の金額には記載していませんが、SEO対策およびインターネット広告出稿代行費用が別途月額必要となります。
SEO対策については、コンサルティングのみを依頼すれば一般的には1~10万円の費用が月額必要になります。
インターネット広告出稿代行費用については、月額広告費用の10~20%ほどの費用が必要になるのが一般的です。
上記の金額が高いと思われるかもしれません。
しかし、大手のコンサルティング会社などに依頼をすれば年間で700万円ほどの金額が必要になる場合もあります。
例えば以下のような具合です。
- ウェブマーケティング戦略立案:100万円
- サイト構築:300万円
- ウェブマーケティングコンサルティング:300万円(月額25万円)
ウェブマーケティングについては、単純な費用だけに着目するのではなく、費用対効果についてしっかり考慮することが重要です。
値段が高くても、効果が出るとはかぎりません。
逆に、値段が安いとしても効果的な場合もあるのです。
ウェブマーケティング支援をする会社を選ぶ際は、その会社の実績をチェックするのがおすすめです。
ホームページ・ブログ・ウェブサイトの違いについて
そもそも、ホームページ制作とブログとウェブサイトの違いについてご存知でしょうか。
もし、ホームページとブログとウェブサイトの違いを理解しないまま業者に発注してしまったら、「あれ?このような成果物を期待したのではなかったのに・・・」という結果になってしまう可能性があります。
なので、違いを図にまとめましたのでご参考にしていただけたら幸いです。
ウェブサイトという大きなカテゴリーの中に、ホームページ・ブログ・通販サイト・ポータルサイトなどが含まれているという理解をしていただけたらと思います。
ただ、一般的にはウェブサイトのことをホームページという方が多いのは事実ではないでしょうか。
ホームページ制作費用が高い理由とは?
お客様が目に見える商品を販売している場合、目に見えないホームページというものに価格がつくこと自体に疑問を持たれるかもしれません。
ホームページを完成させるために、色々な手間暇がかかります。
例えば以下のような手間暇です。
- バナーやロゴやボタンなどのデザイン
- 写真の準備
- 文章の準備
- サイトに訪れた方にとって見やすいサイト構成案
- サーバー設定
- ドメイン購入および設定
- スマートフォンやタブレットで閲覧しても表示崩れしないレスポンシブ対応
- 余白の設定
- フォントの設定
- 見出しのデザイン
- URLの設定
このような手間暇が必要なのです。
そのため、制作費用がある程度必要になることをご理解していただきたいです。
目に見えるものだけではなく、人の手間暇がかかっているからこその制作費用なのです。
費用だけで判断するのは危険!何を参考にすればいい?
多くのお客様は安くて良いものを望んでいらっしゃると思います。
仮に値段の安い制作会社であれば、その価格に魅力を感じて多くのお客様を抱えていらっしゃるはずです。
多くのお客様を抱えていらっしゃるのであれば、お一人お一人のお客様にかけられる時間はあまりとれないことが予想されます。
そのため、制作料金が安い業者に依頼する場合は、きめ細かなサービスは期待できないはずです。
ホームページは安くて良い物になるかもしれませんが、ホームページ納品後にどれだけ価値のあるホームページにするかを重視している方は、やめたほうが無難かもしれません。
つまり、お客様ご自身がホームページを開設したい目的が重要なのです。
その目的を達成するために、ホームページ開設後のきめ細かなサービスを求めていらっしゃるのなら、ある程度費用がかかるのは仕方がないことです。
ただ、名刺代わりの綺麗なホームページを開設しさえすれば良いというお考えなら、費用が安い制作会社に依頼しても問題ないのかもしれません。
無料でホームページを制作したい人へ
やはり、目に見えないものに数十万円を支払うことに抵抗がある方は、まずはご自分でホームページ制作をすることも手段の1つかと思います。
無料でホームページを開設できるサービスが多くあることも事実です。
関連記事:ホームページを無料で作りたい人必見!サービス徹底比較表(現在執筆中)
作って終わりにしないためには更新が必要!更新費用について
ホームページは開設してからが勝負!という方もいらっしゃいます。
具体的には以下のような方です。
- ホームページで集客をしたい
- 信頼性の高いホームページにしたい
- ウェブマーケティングで成功したい
- ホームページから売上を伸ばしたい
このような方はホームページを自分で更新することをオススメします。
ホームページを更新するために都度5,000円の費用が必要だという業者さんもいらっしゃいます。
この5,000円は、お客様ご自身が更新する情報を準備した上の金額です。
更新頻度が高ければ高いほど、たとえば毎月20回更新する場合はそれだけで10万円(5,000円×20回)の費用が必要になります。
ということで、ホームページを業者に委託して開設する際は、更新費用についても必ずチェックするようにしましょう。
更新費用の相場についてもご紹介します。
更新については、お客様ご自身ですることを強くおすすめしています。
やはり、お客様の商品・サービスを一番知っているのはお客様ご自身です。
もし、外注のライターに任せてしまったら、読む見込み顧客が詳しければ詳しいほど「この記事って素人が書いているなぁ」と気づかれてしまいます。
その分野の情報は、ご自身で作り、発信していく姿勢が大切です。
リース契約について
毎月数万円の支払いで済むリース契約に基づいてホームページを制作する場合、支払い金額が多くなってしまう場合があります。
毎月2万円だとしても、5年間支払い続ければ120万円(2万円×12ヶ月×5年)となります。
一度契約を締結すれば解約することも難しいですし、ホームページはその時のその時のトレンドというものもあります。
例えば、今ではスマホ対応しているサイトは当たり前ですし、SNSとの連携も当然です。
リース契約をするホームページ制作会社にスマホ対応やSNS連携を委託すれば、多額の費用を追加請求されるそうです。
また、リースですので、所有権はホームページ制作会社にあります。
所有権がないというのも非常に危うい契約です。
制作会社がリース期間中に倒産するリスクもありますし、リース契約は慎重にしましょう。
ホームページの費用対効果について
お客様からよく「ホームページの費用対効果」について質問を受けます。
私は、「費用対効果はお客様のビジネスによって変わります」とお伝えしています。
例えば、健康食品を販売しているお客様がホームページを200万円でリニューアルするとします。
- 1人の顧客を獲得するために必要な費用
- 1人の顧客がもたらす売上(効果)
200万円のホームページリニューアルという費用を上回る効果を得るためには、200万円を上回る利益を生み出さなければなりません。
1人の顧客がもたらす利益が3年間で10万円だとすれば、20人の顧客を獲得すれば、投資した200万円は3年間で回収できます。
数値でしっかりと分析をすることが、ホームページの費用対効果を見極める上で重要なのです。
最後に
ホームページ制作の相場についてお伝えしました。
皆様にとって少しでもお役に立つ情報になれたら幸いです。